ヨルダンから陸路シリアに入国
| ヨルダンのジェラシュから車で１時間足らずでシリアとの国境地帯に到着です。 【左】さようなら、ヨルダン！ ヨルダン国王、アブドゥッラー２世がお見送り。 【右】こんにちは、シリア！ シリア共和国大統領、バッシャール・アル・アサドさんがお出迎え。 それにしても、ヨルダンもシリアも偶像崇拝を嫌うイスラム教国だというのに、権力者の肖像画だけは両国ともによく見かけます。このへん、少し違和感を感じるところです。 【ヨルダン】面積、約 ９万平方㎞（日本の４分の一） 人口、約 ６００万人 【シリア】 面積、約１８万平方㎞（日本の２分の一） 人口、約２２００万人 言葉については、ヨルダンはヨルダン語、シリアはシリア語と勘違いされている方もいたようですが、もちろん、両国ともにアラビア語です。英語もかなり通じます。 |
シリアの入国審査
| 入国審査に少し手間取っているようです。３０分以上は駐まっています。実はこの時、私は少し緊張していたんです。というのも、シリアはイスラエルの入国スタンプが押されていれば絶対に入国できない国なのです。そして、私は２年前にイスラエルに行ったことがあります。もちろん、イスラエル入国の際に「ノー・スタンプ」と言ってあったし、今回の旅行の出発前に何度もスタンプがないことを確認はしていました。ですが、何かの間違いでどこかに小さく押されていやしないかビクビクしてました。 もしもここで私のパスポートからイスラエル入国の形跡が見つかれば、私だけここで「さようなら」をしなければなりません。こればかりは、団体だからといって許されるケースじゃないでしょう。一人で寂しく飛行機に乗るシーンがちらっと私の脳裏をかすめました。 しばらくすると、全員のパスポートが無事返されました。ふ～、どうやら何事もなく審査は通過したようです。ほっと一安心。さて、いよいよシリア入国です。 【左】シャーム・パレス・ホテルの看板。シャーム・パレス・グループは、シリア全土をカバーしている唯一のホテル・チェーンのようです。私たちがシリアで泊まるホテルもシャームパレス・ダマスカスとシャームパレス・パルミラです。 地図を見ると、この後行く予定のボスラがシリアの最南部にあるのが分かります。ダマスカスはその上（約１５０キロ北）にあります。そして、明日行く予定のパルミラはダマスカスの北東（約２５０キロほどの所）にあるのも分かります。 【右】入国審査の建物の前に荷物満載の車が駐まっています。シリアはヨルダンよりやや貧しいかなといった印象を受けました。帰国後に調べてみると、一人あたりのＧＤＰはシリアはヨルダンの約半分です。 |