２００２年８月のタイ旅行を振り返って　
　雨季とはいいながら、雨らしい雨は降りませんでした。実質４日間の滞在で、雨が降ったのは約１時間ずつ２回だけでした。それもバスでの移動中だったので観光には何の影響もありませんでした。日本を出発する前に現地の天気予報を見ると、ほとんど雨マークだったのですが、行ってみるとそうではありません。この時期のタイはそれほど心配する必要もないのかも知れません。むしろ、曇っていたので日本よりも涼しい感じでした。これは、たまたま運がよかっただけなんでしょうか。

　タイは、放っておいても植物が成長するという温暖多湿の土地なので、餓えとかの心配はないようです。（日本では江戸時代なんかは飢饉の連続だったし、、、、天明の飢饉、天保の飢饉、、、、、また、昭和初期の東北地方の娘の身売りなどなど、、、、、、）タイの飢饉なんていうのは聞いたことありませんね。また、最近のニュースによると失業率も日本よりはるかに低い。そんなこともあってか、日本を脱出してタイで永住を目論んでいる人も多いようです。

　しかし、噂通りバンコクの渋滞はひどいです。警官もみんなマスクをつけて交通整理しているようですが、とても健康面で不安になります。今回の旅行でもバンコク市内中心部には半日いただけです。あとは、バンコクの郊外へ出ていきました。渋滞を避けるためでもあります。

　それにしても王国なんですね。ちょうど８月１２日の王妃誕生日の前後であったとはいえ、町中、道路中で王妃の肖像画と国旗の嵐。一体、タイ全土で何十万、何百万の肖像や何千万の国旗が翻っていたのでしょうか？　

　こんな中でこれに挑戦するかのような　“おかま”　ちゃんたちも元気、元気なんですね。しかも、それを取り締まるのではなく、堂々と公認し、一流のホテルで公演まで許しているんですね。外貨稼ぎもやっているんですね。懐が深いですよ。タイは。

　タイでは、人類最古の職業（売春婦）も大流行なんですね。また、人類で２番目に古い職業（国王）---------イギリスのチャールズ皇太子が言ったとか言わないとか---------も確固として存在します。タイは、人類最古の職業と２番目に古い職業が人類史上で最後まで存続していくのではないかと思わせる不思議な国です。

やはり、タイは　Ａｍａｚｉｎｇ　Ｔｈａｉｌａｎｄ　ですよ。
　　

タイ王国　ＩＮＤＥＸ