地雷博物館
地雷博物館は、シェムリアップ市内で個人によって運営されている博物館です。博物館といっても、立派な建物ではなく、小屋といった感じです。運営者はアキー・ラー氏です。通称「アキラの地雷博物館」と呼ばれています。
アキ・ラー氏の略歴
アキラ氏は自分でも生まれた年代や場所を詳しくは知りません。１９７３年頃にシェムリアップ近郊で生まれたようです。そして、アキラ氏が５歳の時に両親はポルポト派によって虐殺されてしまいました。
ポルポト派で活動（１９８０〜１９８５）
その後、そのポルポト派の兵士として育てられ、１０歳の時には自分の銃を与えられました。そして、地雷を設置する方法も教えられました。１９８３年にはベトナム軍はシェムリアップまで進撃してきました。その時、ポルポト派はタ・プロームとプリヤ・カーンに軍を置いていた。ベトナム軍はアンコールワットとアンコールトムを占領していた。
ベトナム軍で活動（１９８５〜１９８９）
１３才の時に村はベトナム軍によって占領され、今度はベトナム軍に徴兵されました。そして、今度はポルポト派を敵として戦い始めました。ベトナム軍もシェムリアップに地雷を設置しました。
カンボジア軍で活動（１９８９〜１９９３）
ベトナムの撤退後はカンボジア軍に所属することになり、ポルポト派の残党と戦うことになりました。
国連で活動
地雷除去活動を行う。今まで自分が地雷を設置してきたことの「罪滅ぼし」という。
地雷博物館開設（１９９９）
今までに撤去した地雷などを集めて展示しています。入場料は取っていません。
ハシムは２００３年３月３日に訪れました。
次へ
（地雷博物館の展示品）