マルサシュロック

マルタでの最後の訪問地は、マルタ島南岸の漁村マルサシュロックです。

独特の色合いの小舟が浮かんでいます。

なんでもない漁村ですが、実は、この沖合では歴史的には極めて重要な出来事がありました。冷戦終結を決めたマルタ会談（1989年）です。

マルサシュロックの沖合で停泊していたソ連の客船「マクシム・ゴーリキー号」でソ連共産党書記長のゴルバチョフ大統領とアメリカのブッシュ大統領が会談。冷戦の終結を宣言しました。1989年12月2日から3日にかけてのことでした。
冷戦の始まりを告げた「ヤルタ会談」（1945年）、冷戦の終結を告げた「マルタ会談」（1989年）。その間、４４年。「ヤルタからマルタへ」が冷戦終結の合い言葉になりました。

海に向かって建っています。正面の像をよく見ると・・・。

聖母マリアが小舟に乗っています。マルサシュロックという漁村ならではのことですね。

しばしば閉まっているようですが、今日は開いていました。

土産物屋が並んでいます。

漁を終えて帰ってくる漁師と出迎える子どもと猫。なかなかリアルにできていました。