アクロポリスの上のパルテノン神殿には下から歩いて登っていきます。
遠くから見ると直線的なパルテノン神殿。
近づいてみると、柱は中央が膨らんでいて、上部はやや細くなっています。そして、少し内側へ傾いています。
一部工事中の所もあります。さて、今はどうなっているのでしょうか。
透き通ったような青い空が印象的でした。
パルテノン神殿はアテネの黄金時代、紀元前４世紀後半につくられまた。
アテネ全盛期のペリクレスの指揮下、デロス同盟の資金を流用してつくられたのです。しかし、
まもなく、スパルタとの闘い（ペロポネソス戦争）に敗れ、アテネは衰退していきます。
それと同時に、パルテノン神殿も荒れ始めていきます。そして、
キリスト教時代には教会として、イスラム教時代にはモスクとして使用されました。
１６８７年、トルコ軍の火薬庫となっていた時、ベネツィア軍の砲撃に会い、パルテノン神殿は大打撃を受けました。
パルテノン神殿の復元作業は現在でも続いているようです。
２００４年のアテネ・オリンピックでは、どんな姿を私たちに見せてくれるのでしょうか。楽しみです。
