香港旅行記

関西空港で駐機中のボーイング777-300　　　　　　　　　キャセイパシフィック航空香港線の機内食

事情により、平日を含む３連休ができました。そこで、３日間でどこか行けるところはないかとネットを眺めていたところ、航空券（燃油サーチャージ込み）、ホテル代２泊分、空港・ホテル間送迎、一人参加料金、諸経費込みのトータル59,800円の香港行きを発見。
さっそく申し込みました。翌日見ると、さすがに売り切れていました。

午前10時、関西空港発のキャセイパシフィック航空ＣＸ503便、機材はボーイング777-300で、シート配列は3-3-3。
離陸後1時間あまりすると軽めの機内食が出てきます。3時間半ほどの飛行で香港到着です。

ホテル・3階ロビーのパンダ　　　　　　　　　　ホテルの地階はイオン大窩口店

空港で待ち構えていてくれた係員の案内の元、他の便で先に着いていたお客さんと一緒にミニバスに乗り、一番先にパンダホテルに到着しました。空港からホテルまでは30～40分ほどでした。ホテルは新界（郊外）にあります。

香港は大きく分けて３つの地域に分かれます。香港島、九龍、新界（離島を含む）です。
３つの地域区分は歴史的理由で説明できます。

香港島はアヘン戦争の結果、１８４２年の南京条約でイギリスに割譲されます。九龍はアロー戦争（第二次アヘン戦争）の結果、１８６０年の北京条約でイギリスに割譲されます。新界は１８９８年に９９年間のイギリス租借地とされます。

約束通り、９９年経った１９９７年に、新界だけでなく、香港島や九龍もイギリスは中国に返還しています。

新界は以前なら田舎といったイメージがあったかもしれませんが、現在では住宅地が広がっています。新界のあちこちに高層ビルが林立しています。パンダホテル周辺もご覧のように辺り一帯は高層住宅で埋め尽くされているようです。その中にあって、パンダのデザインが壁面に描かれているのと、地下にイオンが進出しているので、その宣伝看板がよく目立っています。

送迎の係員から聞いたのですが、現在建てられている高層住宅は６０階建て、７０階建てがごく普通ということです。ただ、香港はこれまでに地震を経験していない地域なので、耐震設計は全くされていないということです。万一、大きな地震が起これば、高層ビルはみんな倒れるだろうと恐ろしいことを言ってましたね。

パンダホテルは地下鉄荃湾線（せんわんせん）の大窩口駅から徒歩6～7分のところにあって、陸橋でかなりの部分つながっています。大窩口駅から尖沙咀駅（チムサアチョイえき）や中環駅（セントラルえき）にも30分ほどで行けます。

ホテルのフロントは３階にあります。おもしろいのは、３階フロントは駅からの連絡通路が直通していて、ホテルの宿泊者だけでなく、地元の人がたくさん通っていることです。

午後３時頃にはホテルに着いたので、早速地下鉄に乗って香港島の中環（セントラル）まで行ってみました。