受胎告知教会 １階
お告げの洞窟
ナザレの受胎告知教会 （３）
受胎告知教会 １階
お告げの洞窟
| 受胎告知教会の１階にいます。少し下の方には決定的場所があります。処女マリアに天使ガブリエルから受胎が告知されたという場所です。そこは洞窟のようになっていて、今、誰もいません。こんな有名な場所にもかかわらず、誰もいないなんていうことがあるのでしょうか。 この場で、現地ガイドS氏は「あなた方は幸いである」と聖書口調で言いました。！ （実際、巡礼者の団体や観光客であふれかえっている場合が多いらしい。） せっかく与えられた希有なチャンス、もっと、近づいて見ることにしましょう！ |
祭壇
| 天使ガブリエルが処女マリアにイエスの懐胎を告げた場所。そりゃ〜、祭壇もできるでしょう。鈍感な私でも、この霊気に何かゾクゾクするほどです。 |
"場所"のしるし
| 私もありがたく、触れてきました。無神論者の私でも、一つの歴史の決定的瞬間を感じます。これがクリスチャンでもあれば、ひれ伏し、感涙ものでしょう。 ところで、本当のイエスの生誕地はどこかという問題があります。聖書や通俗的な解説書によれば、それは、ベツレヘムの聖誕教会のある場所です。しかし、イエスの生誕地はベツレヘムではなく、ナザレであると考える研究者も多いようです。 例えば、以下の著作ではイエスのナザレ生誕説を採っています。 『イエスの生涯』 エルネスト・ルナン １８７０年刊 日本語訳 忽那錦吾・上村くにこ 人文書院 2000年8月20日、刊 『エルサレム』 立山良司 新潮選書 1993年11月15日、刊 『イエスという男 第二版（増補改訂版）』 田川健三 作品社 2004年6月10日、刊 イエスが育った場所がナザレであることに異論を唱える者はいないようです。誕生地もナザレであったかどうかが議論の分かれ目ですが、もはやその真偽を確かめる術はないようにも思われるのですが・・・。 |