帰国 （ダマスカス → ドバイ → 関西空港）
| 【左】ダマスカス国際空港17:35発ドバイ行きの案内。 【右】夕闇迫るサウジアラビアの上空を通過中。どこまでも、沙漠が広がり、所々にワジが見える。かなり上空を飛んでいても、ほこりっぽさを感じます。 ドバイで乗り換え、関西空港へ。合わせて１３時間ほどの飛行となります。 |
無事帰国寸前
| ドバイからイスラマバード、ウルムチ、北京、ソウルの上空を飛んでおよそ９時間、あと３３分で関西空港到着です。日本海の上空まで飛んできても、当然、エミレーツ航空の表示はアラビア語と英語の繰り返しのままです。当分アラビア語ともおさらばかと思うと、寂しくもあります。またいつの日かアラビア語圏に行けますように！ ヨルダン・シリア旅行記 後書き ヨルダン・シリア地域は、メソポタミア、エジプト、地中海に囲まれた地域です。真っ先にこれらの先進文明を取り入れた地域です。まさに、歴史の寄せ鍋。世界史ファン、遺跡マニアにオススメ！ただし相当歩くので若いうちが良さそう。それに、死海遊泳は絶対に面白い！ 世界最古の都市でもあり、聖パウロの活躍した舞台（ダマスカス）、アラビア人の祖先とも言えるナバタイ人の遺跡（ヨルダンのペトラ）、シルクロード要衝のオアシス都市（シリアのパルミラ）などを訪れます。それに、現在の中東問題のただ中に入っていく感じも刺激的です。 シリアはアメリカ政府によってテロ支援国家などと言われてますが、シリアの人々にテロ支援の空気など感じません。私はテロに関するシリア政府の方針を知るよしもありませんが、少なくとも、政府の方針と人々の姿を混同してはいけません。 観光客に対する物売りもそれほど熱心ではなく、スークなんかでもほっといてくれるのがありがたい。エジプトやトルコなら商売気が強く、辟易する部分もありましたが、ヨルダン・シリアは何かにつけ、あっさり系です。 ただ、笑顔が少なかったのが少し残念。もっと笑顔の収集（笑）ができるかとも思ったのですが、やはり生活の厳しい一面もあるのでしょうか？ あるいは、イラク戦争が影響してるのでしょうか？ ヨルダン・シリアに数百万人のイラク難民が来ているはずですから、いくらかはアラブ同朋の困難さをも引き受けているのでしょう。 現在の中東世界は、アラブ系、トルコ系、イラン系で成り立っています。（もちろん、ユダヤ系やクルド系やドルーズ系が離れ小島のように点在しているのですが・・・。）私にとってイランは未踏の地ということで、次回の中東方面はイランを考えています。さて、いつのことになるのやら・・・。 最後に、今回のツアーでご一緒になった１６名の皆様、楽しい旅をありがとうございました。またいつかどこかで偶然出会えたら面白いですね！ |
ハシムの世界史への旅 ヨルダン・シリア旅行記ＴＯＰ 前のページ 旅行記 完