これからエジプトへ旅する人に

同じツアーで行った人の半数が何らかの被害（腹痛・下痢など）にあったのに、私は何もありませんでした。私の体験を何かの参考にしてください。

水
　ミネラルウォーターも何種類かあるようですが（一番出回っているのはＢＡＲＡＫＡ）、私には味の違いがわかりませんでした。ポカリスウェットの粉末を持っていって、時々中にいれてました。
生野菜
　もちろん、私は一切食べませんでした。今回の旅行は１６人で行ったのですが、体調を崩した人が約半数います。中には医者に診てもらった重症の人もいます。何が原因かはわかりませんが、気をつけるにこしたことはないと思います。果物も切ったものは食べないようにと注意されていたのですが、あまりおいしそうだったので、すいかの切ったものは食べましたが、柔らかくなっているところは食べませんでした。これで大丈夫でした。バナナはその点安心して食べられます。
両替
　ホテルでできますが、もちろんホテルによって両替相場は違います。電光掲示板があって、エジプトポンドと各国通貨の交換割合が明示されているところで交換したほうが良いと思います。カイロの二つのホテルは電光掲示板に明示されており、
カイロのルメリディアンピラミッドホテルでは１万円　＝　３４９ポンド。
カイロのラムセスヒルトンホテルでは１万円　＝　３５１ポンドでした。
しかし、アスワンのイシスアイランドホテルは掲示がなく、
換えたところ１万円　＝　３１５ポンドでした。おまけに、ここではもう少しで、１０ポンド札１枚をごまかされそうでした。注意して両替してください。
飛行機
　アブシンベルヘ空港での１２時間遅れには参りました。その理由や、いつになったら飛ぶのかなど、もちろん一切説明がありません。従って、あまり日程が込んでいるツアーだと全部回りきれなくなる恐れがあります。私たちは比較的ゆったりめのスケジュールを組んでいたので、全部の予定を実現することができました。
体調
　やはり、睡眠不足に注意しましょう。また、食べ物にも注意は当たり前。そのうえ、私は速乾性擦り込み式手指消毒液ウェルパスというものを持参していきました。ラクダに乗った後などは、それですぐ手を消毒していました。関西空港などでも売っていると思います。
ホテルの電気
　５つ星のホテルでも停電します。私はカイロのラムセスヒルトンホテルで２連泊したのですが、２日とも夜に停電しました。もし、風呂に入っている時などだったら困るのではないでしょうか。懐中電灯持参がいいのではないかと思います。
バクシーシ
　やはり、気持ちの問題でしょう。悲しそうにしている人にはあげました。しかし、断っても全然しつこくないので安心だと思います。
中東情勢
　私たちが旅行から戻ってすぐ、２００１年８月２7日にイスラエルによってパレスティナ解放人民戦線（ＰＦＬＰ）の議長が殺害されました。それに対してパレスティナ人が強くイスラエルに抗議活動を行っています。直接エジプトには関係ないことですが、エジプト人とパレスティナ人は同じアラブ人であり、同じイスラム教徒です。どんな影響が出てくるかもしれません。　絶えず、中東情勢の変化にも気を配っておいた方がいいでしょう。　
　
　以上のような注意点があるにしても、エジプトは一度は行きたいところです。とても興味深いところですよ。

現代エジプト事情

エジプト旅行記