レストラン、ルスキー・ドヴォリクとペリメニ（水餃子）
| 林の中にロマンチックなレストランはあります。このレストランからはトロイツェ・セルギエフ大修道院も近くに見えます。ペリメニも美味い。全体的にロシアの料理は美味しいです。 ペリメニは、実は、もともとはロシア料理ではありませんでした。ロシア人の東方拡大の歴史と関係するようです。１５〜１６世紀にロシア人はウラル山脈の西麓にまで進出しました。そこに住んでいたコミ人やペルミ人から学んだ料理のようです。彼らはこの料理を「パンの耳」「パンでできた耳」と呼んでいたようです。確かに、耳の形に似ていますね。ウラル・シベリア地方の人々にとっては、大切な料理でした。彼らが狩猟に出かけるときには、袋にペリメニを詰めて出かけました。昼食時には、飯盒に雪を入れて火でたきます。その中にペリメニを入れると、暖かい水餃子のできあがりです。 （参考文献 『ロシア料理・レシピとしきたり』 荒木瑩子著 ユーラシアブックレットＮｏ．８ 2001年刊） |