ネヴァ川クルーズ Ｎｏ．１
（乗り込もう！）
| 桟橋の向こうの船に乗り込もう！ネヴァ川の対岸にはイサク聖堂が見えます。 白字のФЛАГМАН（旗艦）というのは、会社の名前なのでしょうか？ 赤字のКрасота спасёт мир（美は世界を救う）とありますが、どういうことでしょうか？ 何かの宣伝？ この辺どなたか、お教えいただけるとありがたいのですが・・・（2003.11.12）。 ・・・・・・さっそく、るーじんさんからお教えいただきました（2003.11.14）。名文家でロシア文学にお詳しい、るーじんさんの文章をそのまま、ここに掲載させて頂きたいと思います。 ドストエフスキーの大作『白痴』の第三編で、主人公のムイシュキン公爵が語ったとされる言葉がそれに当て嵌まるのです。 「ねえ、公爵、いつかあなたは、世界を救うものは『美』だとおっしゃったというのはほんとうですか？」 「美は世界を救う」「世界を救うものは美」というアフォリズムは、ドストエフスキーの小説やその中の思想を読み解く上での重要な鍵になっています。言葉はドイツの作家シラーが起源といわれていますが、ドストエフスキーが独自に昇華し作品に書いた可能性も高いです。 るーじんさん、どうもありがとうございました。 ロシア文学にとても詳しい、るーじんさんのサイトは こちら です。 |
進むＮｏ．２
（出発進行！）