巡洋艦オーロラ号
| ロシア革命（十月革命）の始まりを記念する巡洋艦です。１９１７年１０月２５日夜、ここから発せられた一発の空砲を合図にボリシェヴィキ革命軍は冬宮への突入を開始し、ほぼ無血で十月革命を成功させます。その後、世界で最初の社会主義革命として発展していくのです。ソ連崩壊の現在、多くのロシア人はロシア革命をどう捉えているのか、とても興味あるところです。しかし、この種の政治的なことは残念ながら聞けませんでした。 後方の建物はサンクトペテルブルクホテルです。 巡洋艦オーロラ号は日露戦争にも参加しました。バルチック艦隊の一員としてやってきました。バルチック艦隊のほとんどが撃沈されましたが、オーロラ号を含めた三隻だけがウラジヴォストークにたどり着けたのでした。現在、日露戦争に参加した船で現存しているのは二隻だけです。１隻はこの巡洋艦オーロラ号です。もう一隻は日本軍の東郷平八郎らの旗艦三笠で、横須賀に保存されています。 |