カザン聖堂（サンクトペテルブルク）
Казанский собор （The Cathedral of Our Lady of Kazan） カザン聖堂
| この感じ、何かとよく似てませんか？ そうです。ローマのサンピエトロ大聖堂です。ロシアの建築家ヴォロニーヒンがサンピエトロ大聖堂にヒントを得て造ったのです。１８０１年から１８１１年にかけて建設されました。半円形の回廊は、サンクトペテルブルク最大の大通りであるネフスキー大通りに向かって広がっています。コリント式の９４本の円柱があるそうです。１８１２年の対ナポレオン戦争（祖国戦争）の勝利後には戦勝記念モニュメントになりました。フランス軍から奪った軍旗が聖堂内に飾られているようです。また、対ナポレオン戦争で活躍したクトゥーゾフ将軍はここに埋葬されました。ソ連時代の１９２９年には閉鎖されました。そして、１９３２年には無神論を宣伝するための博物館として開かれました。現在は再び教会として復活しています。 聖堂前の広場はロシア革命前には革命運動を行っていた学生たちの集会場所となっていたようです。現在では、このようにロシアの若者達の憩いの場所となっています。 |
| カザン聖堂の列柱の端から、血の上の救世主教会が少し見えます。聖堂のすぐ横には、グリバエードフ運河が流れています。 |