メキシコシティ国際空港で出会ったマリエルちゃんとお母さん
| 飛行機遅延のため空港で６時間あまりぶらぶらしていました。このとき、私は時間をもてあまし、旅日記風の感想を書いていました。しばらくすると、隣にメキシコ人親子が座りました。母親は私が書いている日本語に興味を示したようです。向こうからこんな風に話しかけてきました。 「娘はマリエルという名前なの。マリエルという文字をこの紙に日本語で書いてくれませんか？」 私も退屈で何もすることもないので、少し話をして、日本語で書いてあげました。マリエルを「真理恵留」と書いてみました。すると、お母さんはまるで神秘のマヤ文字でも観察するかのように、じっくり眺めていました。その後、写真を一枚お願いしたところ、母子はカメラ目線の笑顔をさっとつくってくれました。 お母さんははっきりと自分たちは「メキシコ人」だと言っていました。メヒカーナ（スペイン語）ともメキシカン（英語）とも言っていました。メキシコには多くの人種や民族が存在していますが、彼らの中で共通の「メキシコ人意識」は強く感じられているようです。 現在のメキシコ人の構成は、メスティーソ（スペイン人とインディオとの混血）６０％、インディオ（先住民）２５％、白人１４％、その他１％となっているようです。 この母子は明らかに白人でしょう。マリエルちゃんはまだ小学校低学年のような感じがしましたが、スペイン語と英語を学校で習っているとのことです。勝手な想像ですが、私立学校に通っていそうな金持ち家族のような上品さを感じました。クリスマス休暇を利用して、これからロサンジェルスに行くのだそうです。 （参照）関連のページ：２０１１年新年のご挨拶 |