ホイアン散策　日本橋（来遠橋）

宿泊したホテルから徒歩10分ほどでホイアンの有名な観光地、日本橋に行けます。今いる場所は、日本橋の西側の通り、グエンチミンカイ通りです。

この手前に観光チケット売り場があります。５枚つづりのチケットとなっていて、それが１２万ドン（約600円）です。

ホイアンの主な観光地を訪れるたびにチケットが一枚ずつちぎられていきます。一カ所の入場料が120円ほどということです。観光チケット売り場は有名な観光場所の近くの何カ所かにあるので、すぐに見つかると思います。

グエンチミンカイ通りを１００㍍あまり歩いて行くと、いやでもここにやってきます。日本橋の西側入り口です。この間、道路の両側はずっと土産物屋が並んでいます。

ホイアンは江戸時代初期に朱印船貿易を行っていた日本人が日本町をつくっていた東南アジアの拠点で、当時、日本人が「交趾」（こうち）と呼んでいた地域にあたります。
（参考文献）『ヴェトナム歴史の旅』p.149

日本橋は、ホイアンに住んでいた日本人によって1593年に建設された屋根付きの橋です。長さは２０メートル足らずの小さな橋です。

橋の西側には猿の像が、東側には犬の像があります。一説によると、申（さる）の年に建設されはじめ、戌（いぬ）の年に作り終えたからともされています。

日本橋の中にあるお寺～手前に日本語で「ホイアン」の文字も見える

日本橋は、「来遠橋」とも言われます。橋のまんなか北側が少し出っ張っていて、ここに小さなお寺があります。

日本橋は、観光地であるだけでなく、地元の人が通行する橋でもあります。通るだけなら観光チケットは取られません。お寺の中を写真撮影しようとするとチケット一枚が必要です。ただ、橋が混雑しているような場合だと係員も全員からは取っていないみたいです。

橋を東側に抜けると、ここから東に向かってチャンフー通りが始まります。ホイアンのメインストリートです。

どうもこのあたりは地元の人々にとっても写真撮影の名所のようで、花嫁が記念写真を撮っている場面に出くわしました。

日本橋は、ホイアンだけで知られているのではありません。日本橋は、ベトナムの紙幣の図柄になっているほど有名な所です。２０，０００ドン札の裏の絵が日本橋です。
2014年2月現在、２０，０００ドンは約１００円です。ベトナムでよく見かける紙幣です。レストランで飲んだ瓶ビールが一本１５，０００ドン（約75円）でした。