プリア・カーン：周壁の神鳥ガルーダ（半人半鳥）像
ジャヤヴァルマン７世は自らは熱心な大乗仏教徒であったが、ヒンドゥー教を圧迫はしなかった。というか、伝統的で強力であるヒンドゥー教を圧迫はできなかったのかもしれない。西参道より入ったところの塔門横の壁にあるガルーダ像にそれがよく表れている。
下にはヒンドゥー教の神鳥ガルーダがナーガを踏みつけて立ち、その上には仏像が彫られている。ただ、残念ながら、上の仏像はその後の廃仏の歴史のなかで完全に削り取られてしまっている。
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（プリア・カーンにも、ガジュマルの巨樹がからみつく）