アンコールワット

 多くの人にとって、カンボジアと言えば、真っ先にアンコールワットを思い浮かべます。アンコール遺跡群のなかでもやはり、メインの存在でしょう。クメール建築の最高峰です。
 アンコールワットに行くためには、環濠(南北1.3kmx東西1.4kmx幅190m)の上の道を190メートル歩きます。環濠を通り越すと正面 の西塔門に到着です。西塔門からアンコールワットを眼前に見ることが出来ます。しかし、ここからワットまでの西参道は540mもあります。 参道から左手に降りて北池の所から5つの祠堂を見渡すことが出来ます。中央塔(高さ65m)を中心にした五基の尖塔で構成されています。そこに行くまでには三重の回廊があります。第一回廊(東西200mx南北180m)には全面 に絵巻物のような浮彫りがあります。第3回廊の急な階段を登って、いよいよ中央祠堂に到着します。ここに行くまでに僧侶や尼僧、そして、地元の参詣者や物乞いに出会うことができるでしょう。さらにたくさんの観光客にも否応なく出会います。なお、1623年に日本人森本右近太夫一房が訪れました。

建立年代:1113〜1145年頃
建立王  :スールヤヴァルマン2世
宗教   :ヒンドゥー教

アンコールワット遺跡 1〜9

1 朝日を見よう
2 正面から入ろう
3 5つの祠堂を見よう
4 周壁のデヴァターと連子窓
5 周壁のデヴァター
6 第1回廊と第1回廊外側の絵巻物
7 第3回廊に登る勇気がありますか?
8 朱色が残る第3回廊
9 朝日のなかのアプサラス

アンコールワットで出会った人々 1〜5

1 西塔門近くの周壁でたたずむおばあさん
2 第3回廊のお坊さん
3 第3回廊の尼僧
4 西参道の北池で馬を引く少年
5 西参道入り口(環濠外)の子どもたち

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