シグナギ

シグナギ

グルジア東部カヘチ地方の丘の上にある小さな町、シグナギ。標高は周囲の平原よりも500メートルほど高く、涼しい風が吹いていて、見晴らしも良いところです。遠くにアラザニ平原がうっすらと見えています。


少し遠くから眺めるシグナギの町

シグナギは18世紀につくられた城壁で囲まれています。


城壁で囲まれているシグナギの町

 



城壁がはっきりと残っています。コーカサス地方はさまざまな勢力が入り乱れた文明の十字路ともいえる土地、敵からの防御を常に考える必要があったのでしょう。 


シグナギの市庁舎

町の中心に立派な市庁舎がありました。 


市庁舎前の露天

　　　

 

グルジア版チェス？全くわかりません　　　　　　　グルジア語、全く読めません！

　　　

きれいな景色を眺め、涼しい風を受け、シグナギは気持ちが良かったところです。また、シグナギは”愛の町”との異名があるようで、現地ガイドのケイティさんもこの町の教会で結婚式を挙げたと言っていました。

【左】これは何でしょう？
シグナギの町のあちこちで男たちが盤上ゲームをやっているのを見かけました。

【右】グルジア語と英語で書かれています。アゼルバイジャンやアルメニアでは、自国語と英語とロシア語の３つの言語で説明があるのが普通でした。ところが、グルジアでは自国語と英語だけの場合が多かったようです。
グルジアはコーカサス三国のなかでロシア語の使用度が一番低い国だと感じました。このことについて現地ガイドさんに尋ねてみると、その通りだと言っていました。
理由は以下のようなものです。
現在でもグルジアとロシアの関係が良好ではないからです。その原因は、アブハジアと南オセチアをめぐる領土問題です。グルジア北部のアブハジアと南オセチアはグルジアの領土であるにも関わらず、ロシア軍が占領しているため、グルジア人はその中には入れない状態が続いているのです。


ここからバスで２時間ほど西に進み、グルジアの首都トビリシに向かいます。