ガンジー暗殺の場所 ガンジー・スムリティ博物館
| ガンジーが暗殺された場所は、現在、博物館となっています。ここは、ガンジー・スムリティ博物館（Gandhi
Smriti Museum）の入り口です。 前ページの十字路から南に１㎞ほどの所に、ガンジー・スムリティ博物館があります。ガンジーはこの地で１９４８年１月３０日に暗殺されたのでした。この正面入り口から入っていきましょう。 |
正門両側の看板
| 正門の左側には、「マハトマ・ガンジー」の肖像画。 右側にはガンジー暗殺地点を記す記念碑の写真。 ガンジーが住んでいたビルラー財団の屋敷 |
| ガンジーのニューデリー滞在中には、インドの財閥、ビルラー財団の邸宅に住んでいたようです。そして、この邸宅の裏庭が彼の最後の場所となりました。 |
ガンジーのメッセージ
| 【左】建物入り口にはこんなメッセージも。「私の生き方が、私からのメッセージ」 こんな自信を持って生き、かつ、死ねる、っていうのは、すごい！の一言です。 【右】建物内部には、ガンジー（1869～1948）の肖像も。 |
運命の裏庭 ・・・ ガンジー暗殺地点の記念碑
| 裏庭に入って行きましょう。向こうの方に記念碑が見えています。この庭の、この場所で、ガンジーは暗殺されました（１９４８年１月３０日）。 |
ガンジー、最後の足取り
| １９４８年１月３０日夕方、向こうに見える邸宅で食事を終えたガンジーは毎晩の日課となっていた礼拝に向かう途中のことでした。邸宅を出てこの地点まで歩いてきました。その足取りが記されています。 |
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そして、ガンジー、最後の一歩
| そして、この地点にやってきたとき、ヒンドゥー教原理主義者の若者に至近距離からピストル３発を撃たれました。即死の状態でした。 ガンジーはヒンドゥー教徒とイスラム教徒との融和を訴えました。そして、インド世界がヒンドゥー教のインドとイスラム教のパキスタンに別れて独立することに反対しました。ところが、現実はガンジーの願いはかなえられずにインドとパキスタンに別れて独立することになりました（１９４７年８月１５日）。それから１年足らずのうちに、ガンジー自身がイスラムとの融和を嫌うヒンドゥー教徒によって暗殺されたのでした（１９４８年１月３０日）。 |
| 私たちが暗殺地点から離れた後、その運命の場所には大勢のインド人たちがやってきました。マハトマ・ガンジーはもちろん、多くのインド人からも崇敬されているようです。ちなみに、「マハトマ」というのは「偉大なる魂」という意味です。 ※ なお、よく似た名前の「国立ガンジー博物館」（National Gandhi Museum）というのがありますが、それはラージガート近くにあって、こことはまた別のものです。 |
ガンジー、妻のカストゥルバと共に（博物館の展示物）
| ガンジーは１３歳で結婚しました。相手のカストゥルバも１３歳でした。当時のインドでは特に珍しくはなかったそうです。ガンジーは、マハトマ＝「偉大な魂」とも呼ばれていますが、実は、かなり人間的に面白い面を持っています。 こんなことがありました。ガンジーの父が病気の時にも、若いガンジーは妻とエッチに夢中でした。それが原因で父の死に目に会えなかったのです。それを反省したガンジーはその後完璧な禁欲生活に入りました。わざわざ裸の若い女性と一緒に寝ては、性欲が起こってこないかどうかを実験！もしてみました。まるで、ヒンドゥー教の修行者の面も持っているみたいですね。 実際、ガンジーは終生熱心なヒンドゥー教徒でした。カースト制度の廃止などは全く考えてはいませんでした。 外国人の間では「インド独立の父」と親しまれているガンジーは、インド人ヒンドゥー教徒にとってはヒンドゥー教の神様の一つなのかもしれません。そんなこともあってか、ガンジーさんには墓があるんです。ヒンドゥー教徒は死後、火葬され、遺灰はガンジス川に流されるので墓は造らないのが原則です。ところが、ガンジーさんの墓はあるんですよ。昼食の後は、ガンジーさんの墓参りに行きましょう。 |