ブランコ美術館

プリ・ルキサン美術館を出てジャラン・ラヤ・ウブド（ラヤ・ウブド通り）をさらに西に歩いていきます。徒歩15分ほどで橋の上にやってきます。チャンプアン橋です。橋の下にはふたつの川の合流地点が見えています。ウォス川（右側）とチュリッ川（左側）の合流地点です。

チャンプアン橋を渡ってすぐ左側にブランコ美術館へと誘う門が見えています。門をくぐり、坂道を少し上がっていくと、美術館の入り口があります。スペイン人画家アントニオ・ブランコの居宅を美術館に改造しています。

チケット売り場から少し階段を上がって行くと美しい庭園があります。庭ではシヴァ神などのヒンドゥーの神様が祀られているようです。

　入り口にいた係員から写真はここからの一枚だけということを告げられました。館内の写真撮影は厳禁となっています。

　アントニオ・ブランコは「バリのダリ」と呼ばれた人物です。ブランコは1952年にバリ島にやってきてこの地が気に入りました。ウブドの王族チョコルド家からこの地を与えられました。かつての居宅兼アトリエが今は美術館になっているようです。ブランコは1999年にバリ島で亡くなっています。

館内の写真は撮れないので、美術館の屋上に上がって周囲の景色を撮ってみました。この写真でもよくわかるように、ウブドはほんとにのどかな田園地帯です。

少し、方向を変えて眺めてみると、民家も見られます。ウブドは今では観光産業でもっている街だと思います。農業以外なら、ホテルやレストラン、土産物屋、白タクなどが主な産業だと感じました。