ヤッファの小高い丘（ABRASHA PARK）へ向かう
| 「彼」の指し示す方向に向かって階段を登りましょう。小高い丘があり、「ABRASHA
PARK」との表示があります。ところで、「彼」というのはナポレオンでしょうね。というのも、ナポレオンは１７９８年のエジプト遠征に続いて、翌１７９９年、シリアに転戦します。その際、ヤッファに立ち寄ったのでした。ただ、不幸なことに、ヤッファでは多くの兵士がペストにかかり、ナポレオンは足手まといとなった彼らを見捨てて進軍したのでした。このように、ヤッファはナポレオン自身にとっては余り良い思い出はなかったでしょうが、ナポレオンゆかりの地となったのでした。ナポレオンはこの後、自軍を見捨てたという悪評が広まるのを恐れたのでしょう、ナポレオン自らがペスト患者を見舞ったとされるシーンを画家に描かせたのでした。「ヤッファのペスト患者を見舞うナポレオン｣という絵画が残されています。 |
ヤッファ から テルアビブ を遠望する
| アブラシャ公園から、北の方角、テルアビブ市街を眺めています。もちろん、ナポレオンの時代には見渡す限り砂浜が広がっていただけでしょう。現在では高層ビルディングだけでなく、この付近の上空は、テルアビブ・ベングリオン空港への航路ともなっていて、飛行機が通過していきます。 |