広大な人民広場はかつての競馬場
| 人民広場とそのすぐ北にある人民公園は一体の存在であって、大きな楕円形をしています。上海がまだイギリスの租界時代には、ここは上海競馬場でした。楕円形はその名残でしょうか。今では、ここの地下で地下鉄１号線と２号線が交差する上海の中心部となっているようです。まるで「上海のヘソ」のような存在に思えてきます。 |
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上海博物館 |
| 人民広場・人民公園は南北に長い楕円形をしています。人民広場の一番南側に上海博物館があります。もし、雨であればここに入って鑑賞するつもりでした。しかし、せっかくの良い天気だったので、外を散策することにしました。 それにしても、現在の中国人民はみんな幸せそうです。上海博物館近くのベンチでは、何組もの恋人達が熱く抱き合い、濃厚なキスをしてました。日本よりも大胆かもしれません。オジサンはひっそりと博物館を鑑賞すべきであったのかもしれませんね（笑）。でも、それは公式サイトでも見ることができるんですよね。 ※ 上海博物館は中国政府により、「愛国主義教育基地」に指定されています。 上海博物館の公式サイトは こちら です。 |
| 人民広場・人民公園の真ん中には東西に人民大道が走っています。その北側には上海市人民政府の庁舎が陣取っています。この前は公安（警察）が常時警戒中です。その西隣には上海大劇院があります。上海大劇院の北側には古い建物があり、Ｓhanghai
Grand Theatre General Ｏffice の表示がありました。 上海大劇院はちょうど現在、雑技バレエ<Ｓｗａｎ Lake>（白鳥の湖）という出し物をやっているようです。雑技とバレエの融合！？ さすが、中国！ これは珍しいと思い、さっそくチケット売り場に直行。当日券を買い求めることになりました。ただ、１階席の良い座席は６００元もするのですが、すべて売り切れ。１６０元（約２０００円）の３階席しか空いていませんでした。それでもチケットを購入。夕食の後で観賞することにしましょう。 上海大劇院の公式サイトは こちら です。 |
| 人民広場・人民公園は外灘（バンド）から２キロほど西にあります。広場と公園は緑が豊かでのんびりできますが、これを取り囲む灰色のビル群には威圧されます。 左写真の真ん中には、外灘（バンド）の対岸にある浦東地区の東方明珠塔がかすかに見えます。この時、東方明珠塔へは明日の夜に行くことに決めました。手前の道が人民大道です。ここのすぐ左に上海市人民政府があります。公安（警察）がこちらを見つめていますので、移動しましょう。 |
旧「上海レースクラブ」、現在は上海美術館新館
| 上海大劇院オフィスの北側には上海競馬場クラブハウスがあります。競馬場であった証拠発見です。この建物は１９３３年に竣工されました。しかし、中華人民共和国成立（１９４９年）後の１９５２年、競馬場は取り壊されました。それに伴い、この建物は図書館として利用された時期もあったようです。現在は、上海美術館新館として利用されています。確かに、競馬はイギリス帝国主義と資本主義の腐敗の象徴であったのかもしれませんね。社会主義中国では廃止されるは当然でしょうね。 （参考文献 『 図説上海 モダン都市の１５０年 』 河出書房新社 1998年6月25日刊） 上海美術館の公式サイトは こちら です。ロゴにもこの建物が使われているようです。 |
