ホイアン散策　海のシルクロード博物館　関公廟（関帝廟）　中央市場

ホイアン散策（３）

海のシルクロード博物館（貿易陶磁博物館）

チャンフー通りのチャンフー80番にある2階建ての建物です。中華会館の少し西側です。チャンフー通りはずっとこんな感じの古い家が続いているので、うっかりすると見逃してしまいます。

チャンフー80番は、日本の国際協力により最初に本格的に修復された建物です。修復後、貿易陶磁博物館として1995年9月にオープンしています。
（参考文献）現地で購入した『ＨＯＩＡＮ　Ancient Town of Hoi An Thrives Today』p.39

ホイアンはアラビア方面と中国とを結ぶ「海のシルクロード」の途上にある港町でした。往年の帆船の模型が１階入り口におかれています。

ホイアンのメインストリート、チャンフー通りは２階建てか１階建ての建物しかありません。400年ほど前の朱印船貿易時代とそれほど大きくは変わっていないのかもしれませんね。
チャンフー通りの両側には古い民家が軒を連ね、土産物屋や小さな展示館として観光客に開放されています。

小さな博物館です。歴史に興味がなければあまり見るモノはないかもしれません。ホイアンの町全体がそんな感じの町で、ゆったりと町の雰囲気そのものを楽しむところなのかもしれませんね。

関公廟（関帝廟）は、三国志に描かれた関羽を神として祀っています。関羽は詭計にかかり、捕まって処刑されましたが、死後、華僑の神として崇められてきました。ホイアンでも立派な関帝廟が建立され、町のほぼ中心にあります。
関帝は北帝とも呼ばれ、華僑の人たちの尊敬する神として祀られており、ホイアンが華僑の町として発展してきたを物語っています。
（参考文献）『ヴェトナム　歴史の旅』p.153～154

関帝廟からチャンフー通りを挟んでその向かい側にホイアンの中央市場があります。地元の人や観光客が入り交じって賑わっていました。ここから100メートルほど南に行けばトゥボン川です。