西安の街歩き
| 今朝８時から西安東郊外の華清池・兵馬俑坑博物館に出かけ、夕方５時頃に再び路線バスで西安駅前に戻ってきました。１時間ほど乗車する路線バスの運賃が７元（約100円）と格安です。こういった公共料金の安さを通して、中国はやはり「社会主義」国であることに気づかされます。 それに比べて、入場料の高さはどうでしょう。 華清池の入場料は７０元。兵馬俑坑博物館の入場料は９０元でした。 夕方５時からホテルに籠もってもどうしようもありません。ホテルに荷物を置いた後は、再び西安の街歩きに出かけましょう。 私は旅に出ると、できるだけ歩くようにしています。私は過去の遺跡だけでなく、街の造り方や庶民の生活の様子にも興味があるからです。それに特に中国では私の風貌は全くの中国人と見えるらしく、それをうまく利用させてもらって、まるでそこの住民であるかのような顔をして歩いています。まわりからそう見られていると、まるで自分自身もここの生活者であるかのような錯覚に陥ることもあります。 そんなわけでコンビニで何か買い物でもして、家（ホテル）に一旦帰り、少し休憩した後再び出かけることにしました。 街を歩くといっても、もちろん、私の正体は生活者でなく、観察者です。観察者がひとたびポケットに入れていたカメラを取り出す瞬間、自分の正体がばれてしまったようで、少し気が引ける場合があります。 |
解放飯店 西安五一飯店
| 【左】西安駅前にある解放飯店です。１階部分にはコンビニのような店があるので、飲み物や今晩の夜食を買うことにしました。 【右】一旦ホテルに荷物を置いて再び散策に出かけました。ホテルから１５分ほど歩き、西安五一飯店前までやってきました。この辺り一帯は西安の目抜き通りで、人で一杯です。 |
西安五一飯店でテイクアウト
| 店先では行列ができています。私も行列に並び、饅頭（大包）といったものを２個とジュースを買いました。饅頭（大包）は、中に肉や野菜が入った肉まんのようなものです。これが今晩の夕食の代わりです。１個が１．５元、２個で３元（約４５円）です。 では、今から失礼して立ち食いします。こういう人も多いようです。近くのゴミ箱からゴミがあふれかえっています。 |
あふれかえるゴミ箱（串の山） 商店前のファッションショー
| 【左】通りの真ん中に大きなゴミ箱がいくつも置かれています。焼き鳥などの串刺しの食べ物の残りかすが山のように・・・。しかし、こんなゴミ箱がたくさんあればあるほど、そこは人気店なのかもしれませんね。 【右】近くの衣料品店の前ではその店で売っている商品を試着してのファッションショーが開かれています。こういった衣料品店もこの近辺で何軒か見ました。プロのファッションモデルというのではなさそうです。その店の店員さんかアルバイトがやっているような感じでした。それでも多くの人々がモデルを取り囲み、鋭い視線を送っています。 |
鐘楼
鼓楼
化覚港・・・・イスラムを感じさせる西安の小道
| 鼓楼の近くに化覚港と呼ばれる雑貨街、庶民の食堂街があります。回族（イスラム教徒）が多いようで、羊肉を中心とした料理が多いようです。 １０元（約１５０円）から２０元（約３００円）もあれば満腹になりそうです。今日は先ほど西安五一飯店の饅頭（大包）を食べたのでここでは食べません。明日の昼には再びこの周辺にやってきて、この食堂街で食べることにします。 |
露天商が並ぶ 望遠鏡屋さん？！
| 【左】西安の甘味です。桂花糕というものです。この店は『地球の歩き方 西安・敦煌・ウルムチ』にも掲載されています。その本の該当箇所を開けて店先に置いてあります。でも、ここまで来る日本人は非常に少ないのではないかと思いますが・・・。地元の人々の食べ物でしょう。小さく切って、１個１元で売ってくれます。私は味の説明は苦手です（笑）。 【右】筒のようなものは望遠鏡です。鼓楼の近くでは望遠鏡屋さん（？）が何軒も出ていて、お客さんがお金を払って星空を眺めているようです。こういったことが商売になるというのも、お国柄なんでしょうね。 さて、今日も午後９時がきました。ホテルに帰って休むことにしましょう。 |