８月２３日（木）
アスワンのイシスアイランドホテルはナイル川の中洲にある、静かないいホテルです。
イシスアイランドホテルからナイル川を眺める。車の通らないところなので、空気がおいしい。
（エジプトの景色は空の青色・砂漠の茶色・河岸の緑色・ナイル川の水色が基本）
でも、ここで朝、嫌な思いをしました。
フロントに両替に行ったところ、１万円＝３１５ポンドだったのです。
（ギザのルメリディアンピラミッドホテルでは １万円＝３４９ポンドだった。）
それだけでなく、意図的に１０ポンド札の１枚を少なく渡されたのです。
すぐ申し出たところ、文句を言わずに１枚くれましたが、あまりいい思いはしませんでした。
エジプトポンドから各国通貨への両替の換算表も掲示されてなかったので、最初から不安だったのですが、
やはり、といった感じです。両替表が出ているところで換えるのが一番いいみたいです。
（ちなみに、ギザのルメリディアンピラミッドホテル では電光掲示板に換算表が出ており、
１万円＝３４９ポンドでした。また、この後行った カイロのラムセスヒルトンホテルでも電光掲示板があり、
１万円＝３５１ポンドでした。）
この日の観光では、まず、イシス神殿へ行く。
アスワンの守護神のひとつであるイシス神を祀る神殿である。
これはもともとフィラエ島にあったが、アスワンダムの完成で水没してしまったので、
近くのアギルキア島に移転されたものである。
アスワンの船着き場から約１５分ぐらい小さな船に乗ってやっていく。
こんな船でイシス神殿に行く（向こうにアスワンダムが見える） イシス神殿
次に、ファルーカ（帆掛け船）に乗る。
オールドカタラクトホテル内の桟橋からの乗船だ。ゆったりとナイル川のセイリング。
アスワンの名門オールドカタラクトホテル 自分が乗ったファルーカから後ろのファルーカを眺め
（アガサ・クリスティが定宿にしていたホテルで「ナイル殺人事件」の舞台になったところ）
昼食はオールドカタラクトホテルのすぐ隣のニューカタラクトホテルのレストランでとる。
昼からは、切りかけのオベリスクに行く。オベリスクを切り出す途中でひびが入ったので
取りやめになったものだ。これがもし完成していれば、最大のオベリスクとなったとされている。
その後、アスワンハイダムに立ち寄り、アスワン空港に直行。
ダムから空港への途中で砂漠の砂をビニールに詰めて記念に持ち帰りました。
【左】 切りかけのオベリスク 下にいる人と比べるとその大きさがわかるでしょう。
【中】 アスワンハイダムの上からナセル湖を臨む
【右】 アスワンからルクソールへの機上から見たナイル川と砂漠。
緑色は川のほとりのほんの少ししかありません。
アスワンからルクソールまでは １６：２０発 ＳＨＯＲＯＵＫ航空のＡ３２０型機である。
アスワンからルクソールへ向かう飛行機で珍しい体験をした。なんと、パイロットの粋なはからい ？
あるいは、 ＳＨＯＲＯＵＫ航空の特別サービス ？
なのでしょうか。
操縦席丸見え状態！ にしてくれたのだ。
飛び立って直ぐ、
操縦席の後ろのドアを全開状態。操縦士のはげ頭が丸見え。
これも機内サービスの一環だろうか。しかし、こんなことは許されるのでしょうか？
ハイジャックしてください、
と言っているようなものではないのでしょうか。
ルクソール空港到着後、すぐルクソール神殿見学。今日の気温はガイドさんによれば、
４５度以上５０度近く とのことである。そのなか、神殿見学はきつい。
【左】 ルクソール神殿正面 （右側のオベリスクは現在、パリのコンコルド広場にある）
左の写真は画像をクリックすると拡大します
【中】 カルナック神殿へと続くスフィンクス街道
【右】 吉村作治さんと発掘したことがあるという観光ガイドのムハンメド・アブダラーさんと一緒に。
ルクソール神殿入り口で
今晩は、シェラトン・ルクソールホテルでの宿泊である。
