８月２４日（金）
いよいよ、ナイル川西岸の王家の谷へ向かう。西岸に渡り、最初に行ったのが、メムノンの巨像
メムノンの巨像は新王国時代最盛期のアメンホテプ３世像で、この後ろに葬祭殿があったらしいが、
第１９王朝のメルエンプタハ王が自分の葬祭殿建築の石材用に破壊したのだという。次に
ハトシェプスト女王葬祭殿 にむかう。
ここは悪夢のルクソール事件の舞台となったところだ。
現在では何事もなかったかのように観光客がたくさん訪れていたが、９７年１１月１７日にはテロ事件が
起こった場所だ。ちょうど私たちの到着後、付近の子供たちが何かわめきながら向こうへ逃げ出したりして
いたので、少し緊張したし、また、崖の上にラクダを連れた人たちが現れた時にも幾ばくかの緊張を覚えた。
ここでも当然かのように機関銃を携えた警官が数多くいた。
【左】 メムノンの巨像前で
【中】 ハトシェプスト女王葬祭殿（岩壁を利用して築造）
【右】 葬祭殿横の土産物屋の屋台
次にアラバスター屋に立ち寄ったが、 誰も何も買わなかった。トイレ休憩だけさせてもらった。
【左】 アラバスター屋の店先で
【中】 王家の谷の入り口
【右】 その先は、遊園地にあるようなバスで王家の谷へ
続いて王家の谷に行く。
ツタンカーメンの墓、ラムセス３世の墓、ラムセス４世の墓に入場見学した。
王家の谷の山肌のいろんな所に地元の人たちがいて、土産物を売りに降りてくるが、誰も何も買わない。
王家の谷の山肌（気温４５度〜５０度の世界） ツタンカーメン王墓の入り口
東岸に戻って、メルキュールホテルのレストランで昼食。エジプト名物のハト料理を味わうが、
暑さと疲れで、なかなか食が進まない。そのせいか、味はいまいちだった。
昼食後の一番暑い時間にカルナック神殿を訪れた。
カルナック神殿 羊のスフィンクスがいっぱい
１７：３５発のカイロ航空（ＡＩＲ ＣＡＩＲＯ）でカイロに向かう。
その飛行機はロシア製のツポレフ２０４型機だった。
ソ連（ロシア）製の飛行機は初めてだったし、この７月にはツポレフ１５４型機がイルクーツクで墜落し、
乗客・乗務員全員死亡の新聞記事が出ていたので不安だった。。。。。。
帰ってきてから調べてみると、２０４型機は新型であるということなのだが、どうも信頼感に欠けるものがある。
ともかく、無事にカイロに到着。今日からカイロの中心部にある
ラムセスヒルトンホテルに２連泊だ。
