セントラルパーク　クラシックカー　フロリディータ　カストロとヘミングウェイのツーショット写真

バスで移動し、セントラル公園にやってきました。さっきのカテドラル広場からだと歩いて１５分もあれば来られる距離なんですけどね。

この公園にもまた中央に彫像が立ってますね。この人は誰でしょう。

頭のてっぺんにハトがとまっています。この人は、19世紀後半にスペインからの独立運動を指導したホセ・マルティさんです。
背後はイングラテーラ・ホテル。1896年に建てられたスペイン・コロニアル様式のホテルです。
左端に一部見えるのが、ガルシア・ロルカ劇場。1838年に建てられ、現在、キューバ・クラシックバレエの本部となっています。いずれもスペイン統治時代の名残ですね。

スペイン時代の名残とスペインからの独立を目指したホセ・マルティさんが仲良く共存しているのも面白いですね。

セントラル・パークのすぐ南側には、カピトリオ（旧国会議事堂）が見えます。アメリカの国会議事堂をモデルに１９２９年に建設されました。前の道路はメインストリートのひとつで、この地点がキューバの道路の基点となっています。

クラシックカーは、こういった派手な色が多いようですね。南国に似合ってますね。あたり一帯でクラシックカーを足るほど見かけました。１９５０年代のアメリカ製のクラシックカーは、もちろん、今も現役で働いています。

ピンク色の建物がヘミングウェイがよく通っていたというフロリディータ。入り口付近はいつも人だかりができています。そして、店内もいつも満員。店の前には、観光客を狙っているのでしょう、黄色いココ・タクシーやアメ車のクラシックカーが駐まっています。

なかなか座る場所が見つかりません。注文だけ先にして立ったまま飲まなければならないかもしれません。
それでも、空いた隙を狙って数人ずつが座っていきます。私もなんとか空いた席に座ることができました。注文したダイキリを飲むことにしましょう。

焦って、写真がピンぼけになってしまったようです。何しろ次から次へと観光客と思われるお客さんがやってきて、店中が喧噪としています。
ゆっくり味わって飲むといった雰囲気ではありません。

ダイキリは、ラム酒にレモンや砂糖を加え、氷を入れてミキシングしたシャーベット状のカクテルです。ヘミングウェイがこの店で愛飲した飲み物です。だから、ここに来る観光客の多くはダイキリを注文するようです。

店内の片隅にヘミングウェイの銅像が飾られています。ごった返すお客さんの間をすり抜け、この一角に近づいていくのも大変でしたが、たまたま空いた一瞬の隙に撮らせてもらいました。

おやっ、ひょっとして、銅像の後ろの写真は
カストロとヘミングウェイのツーショット写真ではないか！
拡大してみよう！
たまたま別の角度からもう一枚、写っていました！

やはり、そうでした！若き日のフィデル・カストロとヘミングウェイです。フィデル・カストロは２０１６年１１月２５日に９０歳で死去しました。
それは私のキューバ旅行から帰国後４日目のことでした。そのニュースを聞いて、今回のキューバ旅行はますます感慨深い旅行となりました。合掌。