コヒマル　ヘミングウェイゆかりの地　ラ・テラサとヘミングウェイの胸像

コヒマル　～　ヘミングウェイゆかりの漁村（ハバナ近郊）

ラ・テラサ

ハバナの東郊外にコヒマルという小さな漁村があります。ひっそりとしていますが、この建物のあたりだけは観光客の姿を見ることができます。これはレストランで、店の名前はラ・テラサ。ヘミングウェイがよく通っていた店です。

コヒマルはヘミングウェイの『老人と海』の舞台になった漁村で、今では観光地になっています。

私たちがキューバ風のパエリアを頂いていた途中、生バンド演奏が始まり、軽快なリズムを奏で始めました。
すると、トイレ掃除人（お金を徴収するトイレ番の人）が自分の仕事場所を離れて、突如、私たちが食事している部屋に乱入（？）しました。最初は遠慮がちでしたが、それでも自然と体が動き出し、楽しそうに踊ります。
そして、現地ガイドも一緒に踊り出します。それで、つられて私も・・・・。

トイレの番人の闖入に対して現地ガイドさんは特に違和感を持たなかったようです。お互い楽しそうに手をつないで踊っていました。

キューバ型社会主義国の人々の人権意識を垣間見る瞬間でした。ともかく、キューバは誰でも踊れる楽しいところです（笑）！

食事の後はコヒマルの散策です。とはいっても、何があるというわけではありません。ただの海岸で、今も釣り人が糸を垂れています。ヘミングウェイはこのあたりから漁に出ていたようですね。

海岸沿いの一角にヘミングウェイの胸像があります。ヘミングウェイは海の方を眺めているようです。

ヘミングウェイは1940年から1960年までキューバで過ごしています。アメリカ合衆国シカゴ近郊で生まれた彼は、この南国の魅力に取り憑かれたのかもしれません。

ちなみに、私も短い滞在でしたが、このおおらかで、ゆるやかで、人も自然も暖かいキューバが大好きになりました。