リータイトー通り から リータイトー公園 へ
リータイトー通り
| 大劇場前の六叉路のうち、北へ向かうリータイトー通りを歩いてみましょう。リータイトーというのは、ベトナム最初の長期王朝となる李朝（1010〜1225）の創始者、リータイトー（李太祖）の名前をとったものです。この並木道も趣があります。 |
ソフィテル・メトロポール・ホテル
| 通りの左側にメトロポールホテルがあります。１９０１年創業の老舗ホテル。チャーリー・チャップリンが新婚旅行で訪れたり、女優カトリーヌ・ドヌーブが常宿にしていたという話が残っています。入り口の扉を固く閉め切り、見るからに警備も厳しそうなので、私は前を通るだけにしておきました。 |
天秤棒をかついだ菅笠おばさん
| きれいに整備された公園にやってきました。リータイトー公園です。大劇場から北に向かって４００メートルほどです。物売りの天秤棒をかついだ菅笠おばさんにも出会います。バナナ一束を１ドルで買って、写真を撮らせてもらいました。 |
リータイトー像
| リータイトー公園の中には、リータイトー像があります。リータイトー像は、２００４年にフランスからの解放５０周年（インドシナ戦争におけるディエンビエンフーでの勝利）と２０１０年のハノイ建都１０００年祭に向けて建設されました。 リータイトー公園はフランス植民地時代にはポール・ベール公園と呼ばれていました。ポール・ベールは１８８６年にハノイが軍政から文民統治に切り替えられたときの初代長官で、行政機関の整備に尽力した人物です。着任後１年で急死しましたが、彼の功績をたたえて、名付けられました。 その後インドとの友好を記念してインディラ・ガンジー公園と改名されていました。しかし、２００４年に、李朝の初代皇帝リータイトー（李太祖）の名前にさらに改名されました。ハノイ建都１０００年祭に向けたベトナム愛国主義高揚の一環と言えるのかもしれません。 ポール・ベール公園 → インディラ・ガンジー公園 → リータイトー公園 この公園の名前だけでベトナムの歩みとそれぞれの時代的背景に思いを馳せさせてくれます。 |
リータイトー公園
| 【左】リータイトー公園内からホアンキエム湖方面を眺めています。ハノイ市の中心部に湖があって、憩いの場になっているようです。ホアンキエム湖はこの後、訪れます。 【右】リータイトー公園はリータイトー通りの西側にあります。公園の向かい側、通りの東側にはベトナム国家銀行があります。ベトナム通貨ドンを発行するベトナムの中央銀行です。 |
リータイトー公園の中で見つけたもの
| 【左】八角堂。由来不明。 【右】意味不明？ （どなたか分かる方、教えてください） |
