大連賓館 １階ロビーに潜入！
| 玄関を入って左側にあるフロントにいきなり目がいきました。さすが、伝統のホテルです。素晴らしい笑顔で接客中です。次に、高い天井に目がいきました。優雅なシャンデリアが落ち着いた雰囲気に華を添えています。いや、残念ですが、実はここにチェックインするわけではないんです。ただ、ちょっと見学させて頂いただけなんですけど・・・・。 |
| １階の玄関ホールです。なかなか優雅でしょう。このホール正面から外を眺めると、大連の中山広場が見えます。この後、当然、広場へと渡ってみましょう。 大連の中山広場はだだの広場であって、瀋陽の中山広場にあったような毛沢東像もありません。すっきりしたものです。夜は賑やかになると聞いたので、今夜ここにまた一人で来ることにしましょう。 |
| 中山広場から大連賓館を眺めています。大連賓館は旧大和（ヤマト）ホテルです。ヤマトホテルというのは満鉄が鉄道沿線に設けたホテルの総称です。大連の他には、星が浦、旅順、奉天、長春に建てられました。（ちなみに、奉天の旧ヤマトホテルは こちら です。） 大連ヤマトホテルは当時大広場（現在の中山広場）と呼ばれていた広場に面して建てられました。１９０９年に起工され、１９１４年に竣工しました。 あのリットン調査団もここに宿泊したといいます（１９３２年）。満州事変後の日本の侵略行為を非難したリットンも満鉄が経営するホテルに泊まったんですね。満州（中国東北地方）のインフラは日本によって造られたともいえるようです。現在の中国はそれを破壊するのではなく、このようにうまく有効利用しているみたいです。 アーチ窓が連続する１階、イオニア式列柱が貫く２階・３階、それと４階部分に分かれた三層の建築が独特の印象を与えています。 （参考文献 西澤泰彦 『図説 大連都市物語』 河出書房新社 1999年8月20日初版発行） では、次にこのホテルの経営者でもあった旧満鉄本社に行ってみましょう。 |
