パタンのダルバール広場

ネパールの先住民族であるネワール族。彼らの文化の黄金時代であるマッラ王朝時代の一時期（15世紀後半～16世紀）、カトマンズ盆地は３つの王国に分立していました。カトマンズ、バグタプル、そして、パタンです。
このうち、カトマンズとバグダプルのダルバール広場（旧王宮広場）は既に見てきました。今回はパタンのダルバール広場を訪れました。
広場のつくりは共通しています。道路が少し広がったところに寺院群と王宮が建ち並んでいます。そして、現在の庶民の通行する一般道路となっているので、外国人だけから入場料を取る仕組みも同じです。

パタンはカトマンズ市街を大きく囲んでいるリング・ロードの内側にあります。そのため、昔はパタンとカトマンズは別の独立の街だったのでしょうが、今では人口増加もあって、カトマンズと合体した一つの街のようになっています。パタンからカトマンズ市街中心部まで車の渋滞が続きますが、1時間以内で行けます。

パタンも世界遺産【カトマンズ盆地】の史跡に指定されていますが、地元の人にとっては生活道路でもあり、休憩場所でもあります。

そして、方杖（ほうづえ）にはリアルな模様が施されている

庶民が休憩している寺院にある斜めの柱に注目です。寺院を斜めに支える方杖は、独特の彫像で飾られています。ヒンドゥー教の性器崇拝は、時には過剰とも思えることもありますが、あちこちで見ているうちに慣れてきました（笑）。