タメル地区散策

この日は一人で自由にカトマンズ市内を歩き回りました。午前中はダルバール広場で3～4時間過ごしました。そのときの模様はカトマンズ・ダルバール広場をご覧ください。

そして、昼からはタメル地区を中心に市内をぶらぶら歩きました。タメル地区は徒歩で１０分もあれば端から端まで行ける狭い地域です。

タメル地区はホテル（どちらかというと安宿や中級ホテルが多い）や庶民的レストラン、小さな旅行会社、土産物屋などがひしめき合っています。バックパッカーなら必ず一度は立ち寄るところでしょう。
歩道と車道の区別はなく、車にはねられないように十分気をつけて歩く必要があります。客の呼び込みなどはほとんどないため、ゆっくり見定めながら歩くことができます。
さまざまな国籍の人がいるようです。個人旅行者は欧米人が多く、団体では中国語と韓国語が幅をきかせています。残念ながら、日本人はかなり少なそうです。

タメル地区から市内散策に出かけてみましょう。

タメル地区周辺では大きなショッピングモールは見かけませんでした。地元民にとってはまだまだ路地で生活物資を手に入れているようです。
この場所は、タメル地区の南端に位置するタヒティ・チョークです。生活道路の少し広くなっているところには自然と市場ができていて、食料品などの生活物資が売られています。

タメル地区からダルバール広場まで徒歩で３０分ほどで行けます。（ただし、道を間違えなければ）。カトマンズ中心部は道路はどこも大混雑しているうえ、路地や曲がり角がいくつもあって迷いやすい街です。自分なりに目印を見つけておくことが大事だと思います。

ここはタメル地区とダルバール広場の中間地点とも言えるアサン・チョークです。

人はバイクに少々接触しながら進んでいきます。アサン・チョークは６つの道路が交わる小さな広場です。この広場も例によって市場と化しています。でも、公道を占拠して商売して良いんですかね？

宿泊ホテルからこの店まで徒歩１～２分です。暗くなってからの遠出は控えました。お客さんは日本人個人数人と地元のネパール人グループがいたみたいです。ラーメン２３０ルピー（約２８０円）、野菜炒め１９０ルピー（約２３０円）、エヴェレストビール３１０ルピー（約３７０円）。

タメル地区にはこの他にも日本料理店が何店かあるようです。

それほど多くは見かけませんでしたが、ネパール共産党毛沢東主義派（マオイスト）のポスターも貼られているところがありました。市街中心部では彼らのデモ行進も見かけました。
彼らが中心となっているのでしょうか、私の帰国日がちょうどカトマンズ盆地一帯でゼネストが行われる日となっていました。ネパール語でゼネストは「バンダ」と呼ばれていて、年中行事のようにあるみたいです。

交通混雑が考えられるということでホテルから空港への送迎は予定より早くなりました。バンダの日には公共交通機関はすべてストップするので、空港へのバスでの移動などを考えている方は事前に確かめておいたほうが良さそうですね。

ホテルから空港への移動中、各所で警察官の姿を多く見かけました。不測の事態に備えているものだと思われます。

予想より随分早く、空港に到着できました。ただ、空港職員もゼネスト中なのでしょうか、管理職っぽい人が不慣れな手つきでカウンターで発券作業をしてくれました。

ともかく、無事に手続きも終わり、出国できました。

カトマンズからバンコクに飛ぶときにヒマラヤ山脈を眺めたいのであれば、左窓側を座席指定すると良いですよ。当日の天候にもよるでしょうが、この日はこんなきれいに見えました。
ネパールに来て、ヒマラヤが見えないというのはあまりにも無念ですからね。

さようなら、ネパール！