メモラーレ・マニラ　１９４５

サンチャゴ要塞を出発し、サン・オウガスチン教会へ向かう途中、車窓から眺めたものです。
（バスのガラス越しのため、うまく撮れていません。）

これは日本の観光ガイドブックには載っていません。
（日本人には苦い思いをさせることもあるからでしょうか？）

交通量の多い車道脇の小さな公園のようなところにこの記念碑はあります。
これは、日本軍によるフィリピン人虐殺を記憶するためのものです。

１９４５年のマニラを記憶せよ！

太平洋戦争の末期、フィリピンを占領していた日本軍は迫り来る米軍に対し、マニラ市街戦（1945年2月3日～3月3日）に臨むことになります。
このなかでマニラ市民１０万人が犠牲になった悲惨な最後の戦闘が起こっています。

マニラの犠牲者市民を悼むための記念碑です。

「この記念碑はなんの罪もないすべての戦争の犠牲者に捧げられる。彼らの多くは名前もわからないまま共同墓地に葬られた。なかには葬られた場所すらわからず、炎で燃えたり､廃墟の下に塵のように埋もれてしまった者もいる。

この記念碑を墓碑としよう。１９４５年２月３日から３月３日までのマニラ解放の戦いの中で亡くなった１０万人を越える男性、女性、子ども、幼児らすべての人たちのために。私たちは彼らのことを忘れなかったし、これからも決して忘れることはないだろう。」

（誤訳があれば、教えてください。）