シベリア鉄道　ウラン・ウデからイルクーツクまで８時間

シベリア鉄道

ウラン・ウデからイルクーツクまで　約８時間

ウラン・ウデ駅

シベリア鉄道初体験です。ウラン・ウデからイルクーツクまで約４５０キロ。
乗車時間は約８時間です。

午前８時１５分　ウラン・ウデ出発　→　午後４時４０分　イルクーツク到着

私たちの乗る列車がやってきた

改札も何もなく、いきなり、駅のホームです。

１２号車に乗る

ウラン・ウデ８時１５分発の列車に乗り込みます。
乗り込む際に、車掌さんによる切符のチェックを受けます。

列車内

２等車に乗ります。一つの車両に２段ベッドが向かい合わせになっている４人用のコンパートメントが９個あります。つまり、一車両に３６人が乗ることになります。
昼間の乗車なので、ベッドを使うことはありませんでした。廊下側から景色を見たり、食堂車に行ったりして、退屈しないようにしました。８時間程度なら何とか時間を過ごせます。

出発まもなく

ウラン・ウデ郊外には木造家屋や草原、山が見えます。

次第に林の中へ

しばらくすると、森の間を走って行きます。白樺の林が続いています。

食堂車に行く

乗車後１時間もしないうちに有志で食堂車に行ってみました。食堂車は５号車と６号車の間にあります。私たちは１２号車なので移動が大変です。途中、地元のロシア人ばかりが乗っている３等車の車両を通過していきます。車両の繋ぎ目が荒っぽく、また揺れもかなりあるので、手すりを持ちながらの慎重な移動です。

しかし、早めに食堂車に行って正解でした。お昼近くになると、予約者のための席の準備ということで、追い出されてしまったのです。
それまでの約２時間近く食堂車で話しをしたり、景色を眺めたりしていました。コーヒーとビールだけで何とか２時間近く粘ることができました。

上の写真はロシアの有名なビール「バルチカ」です。

食堂車の係員

「ロシア人は笑わない」なんていうことを昔よく聞きましたが、最近はそうでもないようです。
こちらが声を掛ければ、ほほえんでくれますよ。

バイカル湖が見えてきた！

ウラン・ウデを出発して２時間ほどすると、右手にバイカル湖が見えてきます。バイカル湖は近づいたり、遠ざかったりしますが、この後約４時間ほどはずっと湖が見えています。

バイカル湖

シベリア鉄道はウラジオストクからモスクワまで９０００キロ以上の長さで、６泊７日で全線乗車できますが、景色に一番変化があるところが、ウラン・ウデ～イルクーツク間だと言われています。それでも、森と湖とところどころの小さな民家です。

６泊７日は、私は乗る自信はありませんね。退屈すると思います。

車内販売

ときおり、車内販売がまわってきます。

タンホイ駅で一時停止し、下車できます

ウラン・ウデからイルクーツクまでの間に１０カ所ほどの駅で一時停車します。ただ、車外に降りる時間はありません。わずか１分ほどの停車で、すぐに出発します。

ただ一カ所だけ３０分間ほど停車する駅があります。それが、タンホイ駅です。ここでは降りて車外の空気を吸うことができます。右手にバイカル湖も見えます。

タンホイ駅

すれ違う列車や追い抜いていく列車を間近に見ることができます。

車掌さん

一つの車両に一人の車掌さんが乗っているみたいですね。この方は１３号車の車掌さんです。カメラを向けると、笑顔で気軽に応じてくれます。

自分の乗った列車を撮る

これはなかなか難しいです。というのも、レールが曲線の箇所は少ないし、窓が開けられないので、うまく撮ることができません。
これがかろうじて撮れた写真です。ものすごく長い車列だというのがわかりますね。向こうの曲がり角のその向こうに先頭車両はあります。

バイカル湖の海水浴場

スリュジャンカ駅を通り過ぎ、バイカル湖岸を眺めていたら、海水浴場がありました。
短い夏を楽しんでいるようです。

イルクーツクが見えてきた！

バイカル湖から流れ出る唯一の川、アンガラ川の向こうに見えるイルクーツク市街。
まもなく、到着です。

イルクーツク駅に到着

ここで多くの乗客が降ります。外国人のほとんどの人が降りるのではないでしょうか。ほぼ定刻１６時４０分にイルクーツク駅到着です。