イルクーツク　朝の散歩

アンガラ・ホテル前のキーロフ広場から北側を眺めています。花壇の向こうに政府のいくつかの庁舎が見えています。

入り口付近まで行くと、表示があります。そして、この建物の裏側には、、、、、

第二次世界大戦（ロシアでは大祖国戦争と呼んでいます。）の勝利に貢献しながらも、亡くなった人々を讃え、悼むために永遠の炎が燃えています（画面中央）。

愛を誓ったカップルたちが愛の南京錠を掛けているようです。しかし。ロシアの離婚率はかなり高いので、さて、このうち今でも続いているカップルはどのくらいかな（笑）？

アンガラ川はバイカル湖から流れ出る唯一の川です。バイカル湖には３３６の川が流れ込んでいますが、流れ出るのはアンガラ川だけというも面白いですね。アンガラ川はエニセイ川に流れ込み、北極海へと流れていきます。

2011年のイルクーツク建設３５０周年を記念して建てられた新しい像です。1661年、イルクーツクはコサックたちによって建設されたのです。

アレクサンドル１世即位１０周年を記念して1811年から1813年に建てられた記念門。イルクーツク市建設350年の年（2011年）に復元されました。

すぐ近くに３つの教会がありました。ロシア正教会二つとカトリック教会一つです。

まずは、バガヤブレーニエ教会。
1693年創設のロシア正教の教会。当初は木造の教会でしたが、19世紀初頭に石造りになりました。シベリアには２～３個しかないというシベリア・バロック様式の教会だそうです。中に入ろうとしたのですが、朝がまだ早いうえに、内部は工事中のため、断念しました。

バガヤブレーニエ教会は、ロシア革命後に閉鎖され、パン工場として使われていたようです。ソ連崩壊後の1994年に教会として復活し、今も修復が進められているようです。

1710年に建てられたロシア正教の教会。外壁にフレスコ画が描かれている珍しい教会。

このスパスカヤ教会もソ連時代には博物館に転用されていたようです。2007年に教会として復活しています。

他の教会とは色合いや構造が違うので目につきます。ゴシック様式の煉瓦造りも特色があります。

アンガラ・ホテルのすぐ近くにあります。台座の文字を読むと、ミハイル・ミハイロヴィッチ・スペランスキーは、シベリア県知事に就いていた（1819～1821）ことのある人物です。アレクサンドル１世時代に中央官僚としても活躍しています。

それにしても、イルクーツクは銅像の多い町ですね。